100日後に食われる豚というYouTubeチャンネルご存知でしょうか?内容としてはミニブタを100日間飼育した後に食べるというシンプルなものです。
先日、ついに100日目を迎えてミニブタは食べられてしまいました。チャンネル開設当初にネットで話題になったものの、私は存在すら忘れていたのですが、丸焼きにされたミニブタのサムネをネットニュース記事経由でみて非常に不快になりました。
今回は自分が不快になった原因を考えながら記事を書きました。「100日後に食われる豚」とはなんだったのか。
目次
そもそも「100日後に食われる豚」とは
「100日後に死ぬワニ」と「ブタがいた教室」をミックスさせた安直な企画ですね。インフルエンサーのひろゆきさんにスパチャを送って宣伝し、氏に絶賛されたことからバズりました。
ちなみに企画した人間の主張はこちら↓
いま流行っているSDGs(持続可能な開発目標)の中に、食品ロスをなくそうという目標があります。教育の現場や企業など様々な取り組みがありますが、その取り組みの意義を十分にPRできていないと見ています。楽しんでもらいながら、食品ロスに関して自分たちの行動を見直すきっかけをつくってもらいたいと思い、企画しました。私たちが食べているものの中にある命の尊さを考えてもらいたいと思っています。
YouTube「100日後に食われるブタ」に賛否両論 飼い主を直撃「丸焼きがいい」 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
なぜ、100日間飼育したペットのミニブタを屠殺して食べることが命の尊さを知ることになるのか私には分かりません。金もうけのためのショーをきれいな言葉でウォッシングしてるだけだと思うのですが…。
ペットと家畜は違う ペットとして育てて家畜として殺す残酷
ペットのことを最近ではコンパニオンアニマル(伴侶動物)と呼称することもあるそうです。伴侶というと家族みたいなニュアンスがありますね。
家畜は食用その他の役割のために人間に育てられている動物のことで、ペットとはちがうものです。
しかし、「100日後に食われる豚」のカルビ君(殺されたミニブタの名前です)は99日まではペットとして扱われていましたが、殺された途端、家畜になりました。
家畜として殺される結末が決まっていたのに、ペットのように扱ったところが自分の中で一番不快に感じたところかもしれません。
カタルシスをごまかすための「ありがとう」
カルビ君は99日目までは完全にペットのように扱われています。100日目の姿があまりにもあんまりなので、サムネとタイトルしか見れませんでしたが、たぶん、他のペットチャンネルと同じようなノリの動画がメインだったようです。
視聴者はこれをどう見ていたんでしょう。100日後に本当に殺すのかどうかワクワクしながら見ている人もいたのかもしれません。
100日後、カルビ君の命運が決まった時、けっこうなカタルシスがあったんじゃないでしょうか。コメント数えぐかったです。
でも、「予告通り食べられて面白かった」とは言えないですよね。それで命の尊さを教えてくれてありがとう、みたいなコメントをしたんじゃないかと邪推していしまいました。
まとめ
今年いちばんのクソな動画でした。案の定、炎上して動画の最後に「この物語はフィクションです」というテロップをこっそり入れなおすというオチ。炎上を受け止める覚悟もなくこんなことやってたんかいという…。
それはその後も、ひろゆきさんにスパチャ送って質問した内容からも分かります↓
100日後に食われるブタという企画をやっているものです。おかげさまで99日で90,000人ほど登録者が伸びました。ひろゆきさんなら100日以降、次はどのような企画・運用をされるか教えてくださいブー
丸投げすんなという返しとともに、お前が死んでみたら?という秀逸な回答でした。
「100日後に食われる豚」のチャンネル運営者たちは今後クリエイターを名乗らないでほしいですね。
追記:こういうこと目論んでたみたいです。ただの人間の屑でした。
100日後に食われるブタのフランチャイズ制度
— ヒサヤ@YouTubeを複数運営 (@HisaTube) June 4, 2021
試しに資料請求しましたが報酬の条件がヤバすぎて引いた笑
ここには書きませんが、何人かがこのフランチャイズ制度に加入するだけで、このチャンネル運営者は勝ちだねw
出口は100日にどうするかじゃなくて、このフランチャイズ制度が出口かも笑 pic.twitter.com/7H4OBnrZpZ
さらに追記
SDGsマン さんが大事なこと大体全部言ってくれています。非常に重要な動画です。
さらに重要な動画です。是非。
プロがしゃべると違いますね。わかりやすさが段違いです。
ご拝読ありがとうございました!