しょぼ輪

しょぼい30代自転車屋のブログ

自転車屋の開業について

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 私は本業は自転車屋でして、いわゆる接客業ですが、コミュ障です。社会人に、サラリーマンにむいてない?脱サラしたい!とお悩みのコミュ障の方、自営業、自転車屋おススメです。

 

 なぜ自転車への開業をおすすめするのか?
 

 時間がない方は目次と各項のまとめを見ていただけると素早く読めると思います。(文章読み飛ばしても大丈夫です)

目次

 

自転車屋は開業しやすい

  小資金で開業でき、現金収入が主となるため、資金繰りも容易です。つまり、 開業する為のハードルが低いです。

 飲食店などでは開業に数百万以上、場合によっては一千万を超える開業資金が必要になるケースもありますが、小規模自転車店であれば最安で150万もあれば開業可能です。私は190万で開業しました。

 

kyomu-cycle.hatenablog.com[f:id:cyclekaigyou:20210228124151p:plain]


   オススメするのは、小さな個人店であり、チェーン展開をしたい方や、大きく儲けたい方には参考にならないと思います。しかし、地域によりますが、自転車個人店は確実な需要があり、また在庫は腐らないなどのメリットもあります。

 そして何よりのメリットは、自転車がこの世からなくなることはまずありえないということです。

 AIの出現で人の仕事が奪われるなどと言われていますが、整備士はしばらく安泰でしょう。

  ロードバイクやマウンテンバイクなどを専門に取り扱うプロショップや電動自転車専門店などは開業資金が非常に多くかかるため、省きます。

 

 あくまでも一般的な自転車を取扱う小規模な個人店の開業を目指しましょう。特にプロショップなどでは、一般自転車店とは異なる専門的な知識や技術が必要となるのでハードル上がります。

まとめ:自転車店は小資金で開業でき、需要がなくならない

開業方法は?

 簡単です!店舗を借り、商品を並べれば完成です。

 

kyomu-cycle.hatenablog.com

 もちろんフランチャイズや既存店の買い取りなどといった方法も考えられますが、その辺りを私はオススメしません。

 私もその辺考えましたが、サラリーマンに向かない陰キャな私には向いてなかったですね。

 フランチャイズはなぜやめた方がいいのかというのはまた別途記事にしたいとは思いますが、フランチャイズは加盟金やその他仕入れに関してマージンを取られることが多いんで、そういった制度などをしっかり調べましょう!(そんで、フランチャイズは結局サラリーマンと変わらないです)

 

 もしするのであれば、自分の判断でよく考えてやった方がいいと思います。地獄見てるオーナー知ってます…。また記事にします!

 追記:記事にしました!

kyomu-cycle.hatenablog.com

 

  自転車屋の開業は経験者向けではありますが、初心者でも参入できる可能性があります。今はYouTubeやTwitter、ブログなど各種インターネット情報がたくさんあり、そういったものから学ぶことも可能だと思います。

 特にYouTubeなどでは、修理の詳細な動画が撮られており、解説動画も豊富にあります。 

 自転車を仕事にするなら開業するよりも、自転車店に勤める方がいいと思う方もいるかもしれませんが、チェーン店勤務には未来がないと考えています。

 なぜなら定年退職まで勤めることができないからです。私自身チェーン店に勤めていましたが、退職者もかなり多くあっという間に人員がそっくりそのまま入れ替わってしまうことはよくありました。

 チェーン店にまず勤めようと思うのならば、下積みになる技術の習得を目指しての就職とするべきです。 

まとめ:自転車店の開業は下積みをして技術を習得してからがおすすめ

自転車業界の展望について

 Googleで調べてみると、今は大型店が増加し、個人店が減少傾向にあるみたいです。特に個人店では後継者不足や高齢による廃業などが多く発生していますね。

 そういった個人店では、自転車販売よりも、自転車修理を中心に利益を上げてきました。

 対して、大型店は規模メリットを生かした高利益な、自転車販売を主な利益源としています。具体的な企業名は出せませんが、プライベートブランド自転車の利益率は4割から5割にも達するものもあります。

 個人店でこの利益率を出すことは容易ではありません。一方、修理の利益率は価格設定にもよりますが平均7から8割といったところです。

 

kyomu-cycle.hatenablog.com

 
 自転車販売台数に限って言えば下降傾向ではありますが、同時に自転車店自体も減っているため、一店舗当たりの客数は増える傾向にあります

 そこに個人店が付け入る隙があると思っています。つまり、自転車販売は大型店に任せ、メンテナンスや修理といったもので、稼ぐというのがこれからのトレンドになっていくと思います。


 私自身の経験からですが、古い個人店には固定客がかなりついており、販売ではなく自転車修理だけで成り立っている店も多くあります

 私が経営している店舗では、修理が売上の半分近くになり、またパーツ販売も2割を占めます。自転車販売の比率は約3割といったところです。


 自転車の購入は量販店・大型店で、修理は個人店でというのはわりとよくあるケースです。スーパーやホームセンターでは売りっ放しの所が多い中、自転車専門店で購入したいというニーズは確実にあります。

 

kyomu-cycle.hatenablog.com

 
まとめ:個人店が入り込む余地はまだまだある

で、儲かるの?

 自転車屋を開業しようと思っている人にとって一番大事なものはやはり収益。どれくらい儲かるのか、そして開業にどれくらいの費用がかかるのか、その辺りも重要かと思います。

 まずはその辺りを解説していきたいと思います。 解説するのは、おしゃれなスポーツ自転車や高額な、ロードバイクを販売するプロショップではなく、ママチャリと呼ばれる一般的な自転車を販売修理する店舗を想定しています。

 まず、自転車屋が儲かるかどうかということですが、これは微妙なところです。しかし、確実に言えることは年収2000万3000万と言った、大儲けはできないだろうということは確実に言えます。例外を言うと、パーツを中心にネット販売をするのであれば、達成可能と思われますが、1人の店舗で一般自転車を販売・修理するだけであればほぼここに到達することは不可能でしょう。  
 なぜかというと、自転車屋の儲けはほとんどが修理であり、修理をするためにはそれに作業が伴うからです。1人で作業できる時間には限りがあり、受けられる修理数も限られています。
 自転車の販売に関しても同じです。自転車は組み立てなければならず、いくらお客様が来ても1日100台200台を売ることは不可能です。修理をしながらであれば1日最大数台程度が限界でしょう。

 1人で1日5万円以上売り上げるとなると、割と大変かと思います。特に修理で一日5万の売り上げとなると目の回るような作業量となります。体を壊します(地域によれば単価が高くなる地域もあるのでそういったところであれば達成は可能ですが)


 また、電動自転車やクロスバイクなどの高額自転車を販売する店舗であれば達成可能でしょう。 しかし、私のおすすめは1人で小規模に行う店舗です。

 私はリスクという言葉が嫌いなので、なるべく失敗しないような小規模ながら、確実な売上を見込めるような小さな自転車屋を開業することをオススメします

 もし店舗で自転車があまり売れなかったり、修理が少なかった場合でも、ネット販売や出張修理と言った形で稼ぐことも可能です。実際、私もネット出品などで自転車を販売し、稼ぐこともあります。

 また、今の時代であればホームページを開設したり、ブログを書いたりすることで、集客に繋げることもできます。ネット集客やネット販売を駆使すれば立地が悪くても経営を成り立たせることは可能です。
  長くなってしまいましたが、今後もまた、コンテンツを充実さしていきたいと思います。

kyomu-cycle.hatenablog.com


まとめ:儲かるかどうかは保証できません!

 ご拝読誠にありがとうございました。

 

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