今日は元旦。年末大掃除ができていなかったのでおそおそながら、掃除と断捨離を行いました。
服はまあまあ進みましたが、本や漫画がどうにも…。もう読まないと思うけれど残しておきたい。その思いがあって、整理が進まず。
せっかくなので、捨てよう(もしくは売ろう)と思ったけど、やっぱり残しておこうと思った本の写真を撮っておきました。
捨てる本を記念写真撮っておくというのも面白いかもしれないですね。次は捨てる(売る)本を記事にしようかな。
今回はスマホを最近新しくしたので、写真加工もチャレンジしてみたり。
火浦功「たたかう天気予報」
懐かしすぎて捨てられない思い出の一冊です。出会いは確か小学生低学年のころ。友人が貸してくれました。
もともと、本が好きでしたが、この本がきっかけでさらに読むようになりましたね。
内容はSF短編集。小難しい単語が出てきたりもせず、子供でも読める内容。
ギャグというか漫談みたいな、落語のような作品が多く、星新一先生のショートショートのような短編もあったりバリエーション豊か。笑えます。
登場人物の造形描写が一切ない独特な文体も星新一先生に被るところがありますね。
ちなみに、発行は平成元年。古い…。が、シンプルな小説のため今読んでも古さを感じません。
写真はその後、古本屋でたまたま見かけ即買いしたものです。たしか大学生のころだったような気がします(さすがに記憶があいまい)
ならやたかし「ケンペーくん」
表紙からいきなりアレですが、言論の自由の味がする漫画です。令和の時代にはもう出せない漫画でしょうね。
「逃げる気かい?白人かぶれの非国民先生よ」「奸賊!」「毛唐の情婦め!恥を知れ!」巻中のセリフの一部ですが、終始このノリです。
やべー漫画なのでもう絶版というか買えないだろ、と思ったら普通に購入できることにびっくり。まだ買えます(欲しい人はいるのか?)
木城ゆきと「灰者」
最近公開された映画「アリータ: バトル・エンジェル」の原作「銃夢」という漫画を描いておられる木城ゆきと先生の初期作品です。一巻完結。
映画「ローラーボール」のSF版という感じでしょうか。
内容全然思い出せないのでたぶん面白くなかったのでしょう。 原作の小説はめちゃくちゃおすすめですよ。
モノクロを最大限に生かしたアーティスティックな画風がおしゃれです。内容も短い作品ながらすばらしい。特にラストのカタルシスと意外にあっさりした物語の〆方が大好きです。
こちらもオリジナルは絶版のようですが、電子書籍は購入できるみたいですね。
山野一「四丁目の夕日」
引っ越しの際にブックオフに売ってしまったと思い込んでもう1冊買ってしまった本書。「三丁目の夕日」とタイトルは似ていますが、内容はもちろんまったくちがうものです。
ネタバレすると楽しめないんで、1ページだけ貼らせてください。
電子書籍はもちろん、まさか文庫版がいまだに出版されているようです。すごい!本物の名作なんでずっと刷り続けてほしいですね。
桜井亜美「14」
当時結構話題になったような気がします。酒鬼薔薇聖斗の事件を題材にして描かれた小説(フィクション)です。純粋に小説としても優れています。
ただ、少年Aが出所後に出した「絶歌」を読んでから改めて読むと相当美化?されたような内容ですね。
元少年Aの書いた「絶歌」は今までの人生でいちばん嫌悪感を感じた本でした。ナルシシズムと自己正当化と被害妄想まみれ。
少年Aに印税が入るのが癪で古本をわざわざ探して買った記憶があります。
ちなみに、桜井亜美先生の著作の表紙の多くに蜷川実花さんの写真が使われています。
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