フランチャイズというと、コンビニなんかが代表的ですが、どうにも搾取的な印象があります。もちろん、そうじゃないフランチャイズが大半(悪徳フランチャイズは圧倒的少数です)ですが…。
下の記事でも書きましたが、フランチャイズにはロイヤリティを支払わなければならないというデメリットがあります。
そこで、フランチャイズというより、相互利益がある組合みたいな組織ならどうだろうかと考えたことがあります。
おおもとの看板だけは揃えておいて、運営方針も営業スタイルも自由。
ただ、店の名前だけをそろえることで、規模のメリットや宣伝効果を高めていこうというアイデアです。中央がないシステムを想定しています。
もちろん、アイデアだけの段階なのですが、それぞれがプレイヤーでそれぞれがブランドの運営者というスタイルです。
私の好きなアニメ「攻殻機動隊」のセリフですが、以下のような名台詞があります。
「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ」
そして、アニメ版1期のサブタイトルはスタンドアローンコンプレックス。つまり、孤立しながらも繋がっているというのが物語の主題になっています。
かなり、荒いアイデアですが、それなりにメリットがあると思うので、記事にしました。
目次
そもそも自転車屋がフランチャイズ化する意味があるのか
たとえば、フランチャイズにおいて代表的な存在と言えば、コンビニです。コンビニは本部(フランチャイザー)の存在なくして成り立ちません。くわしく説明しなくてもご理解いただけると思います。
ですが、自転車屋に本部機能は必要なのか?たぶん大して必要ありません。仕入れ先の選定とか契約の代行など、その程度自分でできるでしょうし、できないレベルならそもそも開業すべきはありません。
宣伝効果が相乗的に
例えば、下の数字が私のお店のグーグルマイビジネスの具体的な数字です。わりといい数字だと思います(現在、冬場で数字やや悪いです)
月によりますが、ルート検索が多いときで30件程度あります。ウェブサイトアクセスも多いときで20件程度。
店舗が数件あれば、これらは数倍になるわけで、なかなかの集客効果になるのではないでしょうか。例えば、○○サイクルで検索されると、○○サイクル○○店、○○店という感じで系列店も検索表示されるので有利になりそうです。
他にも、ツイッターやインスタグラムなどのSNSでも集客ができるので、あらゆるメディアを使えば相乗効果はかなりのものになるという見込みです。さらにそれらをお互いに宣伝しあえばさらなる相乗効果もありそうです。
お客さんを融通できる
A店にはないけど、B店ならある、みたいなときにお客さんをそちらに誘導できます。お互いに在庫を融通し合うこともできますし。
規模のメリット
仕入れに関して、数がそろうと値引きしてもらえるものがあります。ロット値引きとか呼ばれたりします。これをみんなで分け合えば、コストダウンができます。
他にも、税理士さんや、廃棄物回収業者さんなどに、値引き交渉ができるかもしれません。
工具や車両をシェアできる
私は配達用に自動車を持っていますが、あまり稼働していません。月3から4回くらいの使用でしょうか。けっこうもったいないなあと思っています。
ガソリン代、車検費用、駐車場代、保険料などを考えると大体月2万円くらいの維持費がかかっており、費用対効果で考えるとあまり高くありません。
これを数店舗でシェアできれば一店舗当たりの負担がかなり少なく車両が維持できます。
他にも、高額な工具もシェアできれば「めったに出番はないけど非常に高額な工具」を所有できますよね。年1から2回程度しか使わない工具に数万とかなかなかに厳しいものがあるので…。
まとめ
フランチャイズの元締めが儲かるシステムではなく、加盟店みんながメリットを享受できるシステムであれば、win-winなフランチャイズができるのではないかと夢想しています。
フランチャイズというか互助会みたいなイメージでしょうか。
ご拝読ありがとうございました!