どうも、しょぼ輪です。今日も恒例のツイートの貼り付けから。
サビをごまかすために缶スプレーでシルバーに塗られたチェーン。
— 腳踏车 (@cyclekaigyou) 2021年3月22日
中古車を売るならこのレベルのサビだと交換必須だろう。 pic.twitter.com/jNLrcEYAvm
なかなかにひどい整備のなされた中古自転車であります。見た目だけきれいに見せかけた中古自転車が市場にはびこっています。
なぜかというとお客さんは分からないから。きっちりと整備されているか素人目には判断が付きません。それゆえ判断材料がぱっと見きれいかどうかになってしまうのです。
お客さんから買い取った他店整備中古自転車、結局いちから整備するのと同じ手間掛かった。
— 腳踏车 (@cyclekaigyou) 2021年4月19日
前輪タチ交換
後輪チューブ交換
前後振りとり
クランク内部オーバーホール
ステム固着
グリップ交換
ワイヤー・シュー交換
整備っていうか後ろタイヤ替えただけ?だったっぽい。
逆に言うと、きっちり整備しても見た目が悪ければ売れにくいのですが、それでも私は中古自転車の整備はしっかりと行って販売するべきだと考えています。
これはポジショントークやきれいごとではなくて、きっちり整備する方がかえって安くつくからです。どういうことかと言うと↓
中古自転車つくる時は、変にケチるとあとから思いがけないコストがかかったりするからきっちりつくった方が結果的に安い。
— 腳踏车 (@cyclekaigyou) 2021年3月22日
中古自転車の作製は時間とコストとの戦い。一円でも安く一秒でもはやく完成させたい。という気持ちはすごく分かるのですが、コストと時間は作製の時にだけ掛かるものではありません。
中途半端な整備や手抜きは後から自転車が戻ってくるという最悪のコストを支払わなければならない可能性があります。
- タイヤがきれいだからそのまま出した→チューブがボロボロですぐパンクしたとクレーム
- 完成後に試乗しなかったのでフリーが死んでいたのに気づかず→クレーム
- ブレーキワイヤーそのままだったので急ブレーキでワイヤー切れ→事故
などなど、これらは全部とは言いませんがきっちりと作りこんでいれば防げたものばかりです。
これらに対応するためのコストときっちり整備していた場合のコストを比べてみたらどうでしょう?おそらくきっちり作りこんでいた場合のコストの方が安いと思います。
中古自転車、しっかり整備していきましょう。
見た目きれいなネタ仕入れて、最低限以下の整備で見た目だけ整え、それを安くで大量に捌くっていうのもそれも商売だとは思うけど、乗り物なんだから最低限の整備はしろよとも思う。
— 腳踏车 (@cyclekaigyou) 2021年4月19日
店によっては家賃、人件費を考えると、私が思う最低限の整備をしていれば時間的に破綻するというのもよく分かるんですが、人の命を乗せて走る乗り物なのでそこはやっていきましょうよと思いますね。
ネタ拭いて鍵付け替えて値札つけて出すだけならそれはもう自転車屋じゃなくてリサイクルショップやん。
— 腳踏车 (@cyclekaigyou) 2021年4月19日
(注)ネタとは整備して中古自転車として出す前の未整備の自転車のことです。
ご拝読ありがとうございました!
リサイクル自転車の詳しい原価率についての記事書きました(有料ですいません)