「100日後に死ぬワニ」ついに完結(?)しましたね。長い間、楽しませてもらいました。
作品としては全然面白くなかったのですが、リアルタイムで更新を追いかけていると不思議とキャラクターに思い入れもでき、どうやって終わらすのかと想像を巡らせながら読むというネット時代の新しいアート作品かと思います。
ラストもあっけなさが逆にリアルで余韻のあるものでした。
ですが、その後炎上してしまいました。
原因は、ワニの死後、疾風怒濤の商品展開が商業主義の匂いをプンプンさせてしまったからでしょう。
100日後に死ぬワニ。すごく楽しませてもらったし、書籍も買う予定だが、いきなりがっつかれてやや引いている。
— 脚踏車 (@cyclekaigyou) 2020年3月21日
コンテンツでお金儲けもまったく否定しないけど、あまりにもグイグイきすぎる。
電通が絡んでいたともいわれましたが、よく分かりません。作者も否定していましたし。でも、あまりの手際の良さに大企業が絡んでいるんじゃないかと思っちゃいますよね。
まあ、電通自体がイメージ悪いですし、何をしてるかわからない会社なのにとんでもない売上上げてたりで、悪の秘密結社感ありますよね。広告代理店?なにそれ?何してるの?という人が大半でしょう。
人は正体のわからないものに恐怖を抱くものなので
ワニの死後、怒涛の商品展開
↓
大きな企業の後押しがあるのでは?
↓
電通が裏で糸を引いている
てな感じで「商業主義の金の亡者がコンテンツを利用して消費者を洗脳して金を巻き上げようとしている」みたいなストーリーが出来上がったのかもしれません。
恐怖が都市伝説や陰謀論を生み出すという流れは古代から営まれてきた人間の本能ですので、今回のケースも典型的な陰謀論と言っていいでしょう。
ステルスマーケティングだとも騒がれましたが、そもそもステルスマーケティングとは、ステルスという言葉通り隠れてやるものであります。
つまり、マーケティング行為が表に現れてしまうと、それはもはやステルスではありません。
ステルスが完璧になされているのであれば、炎上しようもありませんし、ステルスマーケティングと呼ばれることすらありません。
ステマという言葉に悪いイメージがあるのも、表に出てしまったへたくそなマーケティングそのものがステマというイメージになってしまったことが原因だと思います。
失敗したステマに関する記事↓
誰にも感づかれることなく、マーケティングを成功させてこそのステルスマーケティングなので、成功したステルスマーケティングが表に出ることはありませんよね。
ステマは(ステルス)マーケティングなので成功したステマは誰も気づかない。なので、炎上したステマはただの失敗したマーケティング。
— 脚踏車 (@cyclekaigyou) 2020年3月22日
ということで、ステマするならだれにも感づかれないようにやりましょう。
ワニくんはグッズを売りたい広告屋さんに轢かれて死んだのだ。
— 脚踏車 (@cyclekaigyou) 2020年3月21日
ご拝読ありがとうございました!