最近はめっきり減りましたが、仕事中に営業電話(テレアポ)がかかってくることがよくありました。私自身は話を聞くことなく切るのですが、昔からずーっとある営業手法ってことはそれなりに有効な手法なのでしょう。
テレアポ(テレフォンアポイントメント)は、かつてから営業の手法の一つとして広く使われてきました。しかし、「もう時代遅れでは?」という意見も多く、テレアポに対する印象は年々変わってきています。
それでも、実はテレアポがなくならない理由とその意義は確かなものがあります。今回はその理由を掘り下げ、現代におけるテレアポの活用方法について考えてみましょう。
- 📞 テレアポ会社の1人あたりの1日の架電件数
- 💡 具体的にどうしてこんな件数になるか?
- 🧑💼 現場でのKPI(指標)はこんな感じ
- 🔥 補足:鬼のようにかけるスタイルもある
- 📞 テレアポがなくならない理由
- 😵 でも、時代には合わなくなってきてる?
- 🧠 じゃあ、これからどうなる?
- 結論
📞 テレアポ会社の1人あたりの1日の架電件数
【一般的な目安】
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100〜150件/日(人力・手動でかけている場合)
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200〜400件/日(オートコールやプレディクティブダイヤラー使用)
💡 具体的にどうしてこんな件数になるか?
たとえば…
● 手動で1日100件ペース
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1件あたり平均3〜4分(つながらない・断られる含む)
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実働6〜7時間で回せる量がだいたいこれくらい
● システム使って300件ペース
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電話がつながらない番号を自動スキップ
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複数回線で並列にかける
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音声ガイダンスや事前アンケートでリストを絞っている
🧑💼 現場でのKPI(指標)はこんな感じ
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架電数:100〜150件/日(最低ライン)
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接続数:30〜50件(話ができた数)
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アポ取得:1〜3件(1〜3%くらい)
成果重視のテレアポ代行会社では、**「1日200件以上かけられる人」**が重宝されやすいです。
🔥 補足:鬼のようにかけるスタイルもある
外資系や営業特化の企業だと「1日500件かけた」とかいう猛者も存在します(まじで)。
ただ、質が落ちやすく、スクリプト棒読み・疲弊・離職のリスクが上がるので、最近は量より「精度重視」に移ってる会社も増えてきました。
📞 テレアポがなくならない理由
1. 即効性があるから
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メールやDMよりもリアルタイムで反応がわかる。
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その場で質問に答えられたり、日程調整まで進められる。
2. 中小企業や個人事業主に効く
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特にITリテラシーが高くない層は、WEB広告やSNSより**「電話で話したい」**人も多い。
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決裁者にダイレクトにリーチできるのが強い。
3. 単価が高い商材に向いてる
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BtoBの高額サービス(人材紹介・SaaS・保険・通信など)は、
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説明が必要
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比較検討されやすい → 電話で“口説く”プロセスが重要になる。
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4. コストが比較的安い
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自社で内製するにしても、クラウドツールで安く回せる。
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Web広告に比べてCPA(顧客獲得単価)が安く済む場合もある。
😵 でも、時代には合わなくなってきてる?
もちろん、テレアポには課題もあります。
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着信拒否、即切り、迷惑電話対策が進化
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若い世代ほど「知らない番号=出ない」
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法規制も強まっている(例:特商法、GDPR、日本でも番号通知義務など)
🧠 じゃあ、これからどうなる?
✅ なくなりはしないが、役割が変わっていく可能性が高いです。
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「テレアポだけ」→ ✖️
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「メール・SNS・動画・セミナー → 興味喚起 → テレアポでクロージング」みたいな**複合型営業(マルチチャネル)**へ。
つまり、
テレアポは“入り口”じゃなくて“後半戦”になる
そんなイメージです。
結論
テレアポは確かに過去の手法のように見えるかもしれませんが、その意義と効果は今でも変わらずに存在しています。
特に、直接的なコミュニケーションや即効性が求められる商材において、テレアポは依然として強力な手段です。
もちろん、テレアポを進化させるためには、他の営業手法との連携や効率化ツールの活用が求められる時代です。
営業の方法が多様化する中で、テレアポをどう活用するかが、これからの営業成功のカギとなるでしょう。
まあ、私は話を聞かずに電話を切るのですが…