最近、オランダの国番号「+31」で始まる見慣れない電話番号(例:+31103006419)からの着信がありました。
対応すると女性の声でこう尋ねられます。
「あなたの店はカード決済が使えますか?」
この電話、ネット上では多数の被害報告が投稿されており、単なる問い合わせではない可能性が高いです。
この記事では、目的や正体、実際の口コミ内容、そして「番号偽装(スプーフィング)」についてもわかりやすく解説します。
🔍 電話の特徴とユーザーの声
複数の口コミサイトでは、以下のような内容が報告されています:
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「クレジットカードは使えますか?」と片言の女性から質問
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「アメックス」や「JCB」の可否についても尋ねる
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回答するとすぐ切られる/突然切られる
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店舗関係者を中心にかかっている
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背景がざわついている(コールセンターのような雰囲気)
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着信番号は+31から始まる(オランダの国番号)
以下は一部の実際の口コミを要約したものです:
📅 2025年6月14日
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「女性からカード決済の可否を尋ねられた」(電気店経営者)
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「アメックスは使えるかと聞かれた」 → 回答中に切られた
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「片言で話す」「日本語が不自然」
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同様の体験が多数報告されている
📅 2025年6月10日〜7日
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「クレジットカードは使えますか?」「JCBやアメックスは?」と尋ねられる
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回答すると「わかりました」と短く答えられ、通話終了
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海外発信らしく不審に感じたという報告が目立つ
📅 2023年7月15日(過去報告)
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深夜2時(現地時間)に着信
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折り返すと高額通信料を請求される恐れありと指摘
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迷惑電話登録を勧める声多数
🎯 目的はなにか?
結論として、詐欺・情報収集・営業勧誘の可能性が高いです。
主な目的と考えられるもの:
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店舗情報の収集
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クレジット決済の有無、アメックス可否、業種を把握
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後の営業電話や詐欺ターゲット選定に使用される
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悪質な端末販売の導入トーク
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決済端末を売るための布石。後日「営業電話」に繋げるパターンあり
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通話中の音声記録(合意取得の悪用)
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「はい」「使えます」といった発言が契約同意の証拠として悪用される恐れ
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国際電話詐欺の可能性
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折り返しで高額な通信料を狙うパターンも存在します
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🕵️♂️ 番号偽装(スプーフィング)とは?
この手口で特に注意すべきなのが、「番号偽装(スプーフィング)」です。
✅ 番号偽装とは?
発信者が実際とは異なる電話番号を表示させる技術。
本当は別の国やIP電話からかけていても、見かけ上「+31(オランダ)」などの番号が表示されます。
この技術を悪用すると…
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実在する企業や国の番号を装って信用させる
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海外発信であることを隠すまたは逆に強調して混乱させる
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発信元の特定が困難になり、詐欺の追跡が難しくなる
つまり、「+31 103006419」が本当にオランダの番号とは限らないのです。
✅ 対処法と予防策
対処 | 方法 |
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❌ 折り返さない | 高額通話料の危険あり |
❌ 情報を話さない | 店名・業種・決済方法など話さない |
✅ 着信拒否・ブロック | スマホの機能でブロックするか、アプリを利用 |
✅ キャリアで国際電話着信制限を設定 | ドコモ・au・ソフトバンク等で可能 |
✅ 迷惑電話アプリの活用 | Whoscall、Truecaller などで自動識別・ブロック |
✍️ まとめ
この「+31〜」からの電話は、海外からの詐欺的な発信、または番号を偽装した迷惑電話の可能性が非常に高いです。
店舗経営者の方、個人商店を運営されている方は特にご注意ください。
知らない番号からの電話には出ない。出てもすぐ切る。個人情報を伝えない。
日々の業務を守るためにも、このような不審電話には徹底して無視・ブロックを心がけましょう。