自転車業界大手ダイワサイクルさんの新発売の自転車についてのインタビュー記事を読みました↓
その新発売の自転車はフレーム中央部がバスケット形状になっているというユニークなもの。なんですが、これにそっくりの自転車が過去に発売されていました。
それがビーズ株式会社(ドッペルギャンガー)さんのロードヨットという車種。惜しまれながらも廃版になりました。見てもらうと分かりますが、瓜二つです。
私はこの自転車の権利関係や開発経緯をまったく知らないので、「悪意のあるパクリ商品」なのかは分かりません。
ですが、インタビュー記事を読むと「ダイワサイクルが一から開発したこれまでにない新しい自転車」だと読めなくもありません。
ただ、きっちり読むと起源主張はしていません(フレームをバスケット状にする技術はすでにあり、それを「発見」した)↓
自転車業界はパクリで溢れています。ですが、洋服と同じく機能により形状が制限されるという制約があるため、完全にオリジナルのデザインというものはこれ以上作りえません。
これまでにもいろんなメーカーがパクリパクられの歴史を繰り返していますが、裁判沙汰になったとかは聞いたことがありません。
昔からそうですが、各自転車メーカーのカタログを見ても同じようなラインナップ、同じようなデザイン、同じようなカラー展開です。企画はメーカーがしているのでしょうが、開発も設計も品質管理も組み立ても全部中国台湾あたりです。
もう日本で自転車の生産をすることはできない(国内組み立てを国産と強弁するメーカーはありますが)ので、それが効率的といえば効率的なのかもしれませんが、これでいいんでしょうか?日本の輪界。
安くないと売れないという妄想から中国に工場を移し、値段が上げられないからと品質を落とし、デザインすらパクリ。その結果が、どのメーカーも同じようなラインナップ、同じようなデザイン、同じようなカラー展開。年々品質は落ち続け、なのに値段だけ上がっていく。なんか悲しくなってきますね。
オチのない愚痴記事になってしまいました。お読みいただきありがとうございました。
日本の輪界が活気のあった黎明期を描いた名作です。ぜひ↓
noteもやっています。