こんにちは、しょぼ輪です。まずは今月のベストツイートの貼り付けから。
狭い店でいいんだよ。開業なんて成功するかどうかわからないんだから。むしろ失敗する確率のほうが高い。小さい店なら、一人店長が可能なうえに家賃も安くて商品管理も楽ちん。儲かってから人でも雇って一等地に大きな店舗を建てればいい。
— 玩具屋開業アドバイザー (@genteiichiba) 2021年2月25日
狭い店でいいんだよ。開業なんて成功するかどうかわからないんだから。むしろ失敗する確率のほうが高い。小さい店なら、一人店長が可能なうえに家賃も安くて商品管理も楽ちん。儲かってから人でも雇って一等地に大きな店舗を建てればいい。
ぶっちゃけ、言いたいことすべて簡潔にツイートされているので、これ以上補足することないくらいなのですが...。
他人のツイートを引用して終わりではクソアフィブログみたいになってしまうので私なりの考えや経験も加えて記事にしました。
起業は失敗する確率の方が高いと言われています。実力があっても失敗する可能性があります。
私自身も失敗する可能性を考え、最小の費用で開業しました(当時は貯金がぜんぜんありませんでしたし)
店舗の面積は約7坪、家賃5万円の激安物件。これなら失敗しても撤退にもお金がかからないだろうと考えました。
小さく始めて、小さく生きる。まさに禅マインドです笑
何回おすすめするんだよという感じですが...こちらの書籍が非常に参考になります↓
小さいお店のメリット
小さいお店のメリットは…
- 用事のないお客さんが来ない
- 撤退が容易
- 開業にお金がかからない
- 年商1000万以内であれば、消費税を払う必要がない
小さい店でよかったのは用事のない客がほぼ来ないこと。
— 脚踏車 (@cyclekaigyou) 2021年2月26日
一番最初に思いつくメリットは「用事のないお客さんが来ないこと」です。いわゆるウィンドウショッピングや冷やかしですね。
なぜ用事のないお客さんが来ないのか、それは冷やかせるほどの商品がないからです(悲)が、ゆえに在庫管理も容易で棚卸も時間がかかりません。
冷やかし対応、在庫管理、棚卸。これらの時間を他のことに使えるというのはけっこうなアドバンテージに感じます。
「開業にお金がかからない」これは本当にそのままです。おそらく限界まで切り詰めれば100万円以下で開業は可能だと思います(あくまで狭小自転車屋の話です)
このあたりは別記事にて書きました↓
そして、開業にお金がかかっていないということは撤退にもお金があまりかからないということです。はやい段階で損切り的撤退が行えるのも小さいお店のメリットだと思います。
最後に、売り上げが小さいということは税金も小さいということです。年商1000万以内であれば、消費税を払う必要はありません(2021年2月現在)これはかなりのアドバンテージだと思います。
小さいお店のデメリット
小さいお店のデメリットは…
- 選べるほど商品がない故、売り逃す
- 売り上げに限界がある
- 仕入れ先が限定される
- 安売りできない
たくさんの自転車を見てから選びたいというお客さんは量販店に取られてしまいます。これはまあどうにもならないでしょう。
自転車屋自体は減っているが、個人店減チェーン店増で販売展示台数と売り場面積は確実に増えてると思う。地域によっては店舗数は減ってるけど競争は激化してそう。
— 脚踏車 (@cyclekaigyou) 2021年2月21日
上記を踏まえ、私の店は修理特化でいこうと思っています。個人店が減り、量販店が増える傾向にある昨今、品揃えで大手に対抗するのは無理があるかと。
狭い店内だが、まだスペースがある、いや、つくれる。ということでアマゾンで収納に1万円ほど出費。
— 脚踏車 (@cyclekaigyou) 2021年2月24日
そういうわけで現在は収納を増やし修理部品やパーツ販売の在庫を拡充しようと思っております。小さいお店の新車販売は今後確実に落ちていくと予想しています。
最近、スペースの有効活用のために買ったマグネットです。デッドスペースはまだまだある!↓
売上に限界があるに関しては過去記事から引用させていただきます↓
自転車屋の儲けはほとんどが修理であり、修理をするためにはそれに作業が伴うからです。1人で作業できる時間には限りがあり、受けられる修理数も限られています。
自転車の販売に関しても同じです。自転車は組み立てなければならず、いくらお客様が来ても1日100台200台を売ることは不可能です。修理をしながらであれば1日最大数台程度が限界でしょう。1人で1日5万円以上売り上げるとなると、割と大変かと思います。特に修理で一日5万の売り上げとなると目の回るような作業量となります。体を壊します
最後の「仕入れ先が限定される」ですが、メーカーによっては年間ノルマや初回仕入れ額設定があることろがあります。こういった条件があるところとは契約できない可能性があります。
スポーツ車のメーカーだとこういう条件を付けてくるところがあるようなので、スポーツ車専門店を開業したい場合はしっかり確認してからのほうがいいと思います。
あと、こういう危険性もあります↓
「安売りできない」はデメリットというよりそうならざるを得ないところです。スケールメリットもありませんし、マンパワーも足りないので。
ですので、他店に対抗した値段ではなく自身の生活にいくら必要かという水準から価格を決めるべきだと今は考えています。
そのあたりの持論はこちらにて↓
以上を踏まえて、私は開業するなら小さいお店から始めるべきだという考えです。
ご拝読ありがとうございました!