しょぼ輪

しょぼい30代自転車屋のブログ

価格は考えて付けましょうという話。

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 どうも、しょぼ輪です。私事ですが自転車屋を開店してから3年以上が経ちました。長く続けさせていただき本当にありがたいことです。

 ですが、コロナの再流行の兆しもあり最近やや暇を持て余しております。そこで空いた時間を使って過去のデータの編集・整理などを行いました。

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開業当初は無茶な価格設定をしてしまった

 データを整理してみて、ライバル店と戦う為に無茶な値段で戦った1年目(赤字)、ライバル店撃破後の2年目(黒字化)、利益確保を目指しはじめた3年目(利益増加)てな感じに総括できたと思います。

 

 私は開店当初、他店対抗のためかなり安い(無茶な)値段設定をしていました。その結果、一年目の利益はほぼほぼありませんでした。ショック!

 

 一年目の客数は2127客 2年目の客数は2707客 3年目は2801客

 

 過去のデータですが、客単価が200円ほど高ければ初年度から黒字出せてたかもということに気づきました(いまさら…?)

生きていくのに必要なお金から逆算する

  ものすごく単純ですが、すべての商品・サービスを100円値上げすれば年収が21~28万上がるということになります。

 

 お店を開こうと思った場合、お客さんになるべく安く提供しようと思いがちですが、ぜひとも「100円、200円の重みを考えて価格設定してほしい」とデータを見返して、過去の私へ伝えたいと思いました。

 

kyomu-cycle.hatenablog.com

 

 で、お店を開業する理由って色々あると思うんですけど、最終的には「お金を稼いで生活していく」に収束するのかなと思っています。

 であれば、暗中模索の一年目、二年目はべつとして、ある程度軌道に乗れば価格を大幅に見直すのもいいかなと思います。

 

 つまり、自分(と家族)が生きていくのにいくら必要か逆算して価格を設定するのもいいのではということです。一円二円が売り上げに強く影響することがない自転車屋なら可能だと思います。

 私も4年目は値段などを含めて大きく変えていく予定です。かなり実験的なのでどうなるかわかりませんが、2,3年後に記事にできたらいいですね。

 

実際、価格を変えるとどうなるか?

  いきなり2倍とかにするとお客さんもあれ?と思うのでしょうが、100円程度の値上げだとはっきり言って気づかれません

 仕入れ値の値上げや消費税など、値上げざるを得ない場面が何度かあり、その都度値上げをしてきたのですが特に突っ込まれたことはありません。なぜなら自転車屋は来店頻度の低いお店だからです。

 これが適正価格だと思う値段をつけていきましょう。

 

 ご拝読ありがとうございました!

「値づけ」の思考法

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  • 作者:小川 孔輔
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