以前、出張修理業:副業としての出張修理の可能性を検討してみる。という記事を書きました。
今回はさらに踏み込んで、出張修理業の儲けのかなめである集客法について考えてみました。
前半はオーソドックス集客編、後半はエクストリーム集客編となっております。
目次
- 基本中の基本:チラシのポスティング
- ありがちな集客:新聞折込
- 費用対効果が高い集客法:ネット集客
- エクストリーム集客:閉店した自転車屋さんの前で待ち構える
- エクストリーム集客:自転車屋に営業する
- エクストリーム集客:飛び込み訪問
- エクストリーム集客:団地前で集客
- 店舗の一部を間借りする
- まとめ
基本中の基本:チラシのポスティング
チラシは反響率が低い
集客と言えばチラシ、チラシと言えば集客。王道の集客法です。ですが…。
私自身も開店してすぐにチラシを配り始めましたが、5000枚配って反響は数件といったところでした。上の数字にかなり近いですね。
ただ、私の場合は実店舗なので出張修理業ならどうなるかはわかりません。が、近い数字になるのではないかと思います。
チラシは低コストではありますが…
自分でチラシ作成できれば、印刷代のみでチラシ作成ができるので安い印刷会社を選べば1枚当たり1円以下で作成可能です。が、業者に作成を頼むと安くともデザイン代だけで2から3万くらいはかかると思います。
こちらもご参考ください↓
ただ、自転車修理は一客あたりの単価がそこまで高くないので費用対効果の面ではメインの集客方法にするには今一つです。
ありがちな集客:新聞折込
これもやってみました。1500枚を3か月行いました。反響率はチラシのポスティングと同じくらいかなという結果でした。
新聞を契約してくれたらタダで折込してくれたので、コストはチラシ代だけでしたが、お金を払って折込してもらうのは費用対効果がかなり低いです(小さな個人店の場合です)
上のサイトでは、印刷代込み1000部6400円~とありました。
しかし、私が昔勤めていたチェーン店ではセールチラシを配ると、セール期間中の売り上げが大体1.5倍から2倍くらいになっていたのである程度の規模の大きな店舗には効果があると思います。
私の店では、チラシ配りも新聞折込も半年ほどでやめてしまいましたが、お客さんの数は増えているので、結果として集客法としては下策という結論に至りました。
費用対効果が高い集客法:ネット集客
これからはやっぱりネット集客でしょう。一番おすすめです。
SNS集客
LINE、Facebook、Twitterなどでの集客です。出張修理業の方たちは割とFacebookをよく使っているイメージです。地域を絞って広告を出せるのがいいのかもしれません。
SNS集客に関しては私は全然わからないので語れません。すいません。
SNSマーケティングのやさしい教科書。 Facebook・Twitter・Instagramーつながりでビジネスを加速する技術
- 作者: 株式会社グローバルリンクジャパン/清水将之
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション(MdN)
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Googleマイビジネス
地域ビジネスの集客では一番費用対効果が高いと思います。私の店で月間平均2000件のビューがあり、ルート検索10件、問い合わせは5件となっています。(無料なのにチラシ5000枚相当以上の集客効果があります)
リスティング広告なども地域限定で出稿できます。「自転車 出張修理 地域名」などで出すと効果が高いと思います。
リスティング広告とは…
検索連動型広告(けんさくれんどうがたこうこく)とは、インターネット広告の一種で、検索エンジンで一般ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告(テキスト形式)である
広告を出さない限りは無料なので絶対にやっておくべきです。むしろ、自店のマイビジネスを管理下に置いておかないと他人に情報を改ざんされたりするので危険です。
下記で紹介するブログよりも集客効果があったので、開業の際は絶対にやった方がいいです。
ホームページ
こちらは効果がどうというよりはネット全盛の今、むしろないことがマイナスです。
検索をしても情報が一切出てこないとお客さんに怪しがられます。
今は無料でHP作成できるサービスも多くあるので、最低限の情報でいいのでそれらを盛り込んだHPを作っておくべきです。
この辺がおすすめです↓
ホームページ作成 | 無料ホームページの作り方 | Wix.com
ブログ
難しい集客方法です。なぜかというと作者の筆力に大きく左右されてしまうからです。
バズる記事を継続的に書けるなら大きな宣伝力を発揮してくれるでしょうが、つまらない記事が少量パラパラあるだけで、しかも全然更新されていないブログなら、ない方がましです。
私が開設したお店のブログは約2年半運用、記事数が400程度、閲覧数は月平均3000~4000PVで、月に2から3件程度お問い合わせがある程度です。
最初の一年くらいは月平均200から300PVくらいでしたが、記事数が増え、一年半くらい経つ頃から急激に伸びました。
才能がない場合は短期的な宣伝効果はないと考えていいと思います。
ここまでは全然普通の集客法でだれでも思いつくことなので、ここから先はエクストリームな集客法をご提案させていただきます!
同業の方や、諸先輩方、実際に自転車出張修理を行っている方たちからの貴重なお話をもとにしております。
その他、ポータルサイトなど
自転車屋さんの情報をまとめているサイトなどへ登録することも有効だと思います。
以下、ご参照ください
@自転車|全国の自転車修理(パンクも)のできる安心の自転車屋さん
また、インターネット電話帳・iタウンページ、無料広告掲示板・ジモティー、地域情報サイト・エキテンなどにも登録しておきましょう
ジモティーは各都道府県版があり、さらに市や区でも分かれており、地域集客にかなり有効です。
こちらの本もお勧めです。私が著者の大ファンなのでもっと売れてほしい本です。
ビジネスで勝つネットゲリラ戦術詳説 (しょぼい自己啓発シリーズ)
- 作者: えらいてんちょう(矢内東紀)
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2019/07/01
- メディア: 単行本
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エクストリーム集客:閉店した自転車屋さんの前で待ち構える
同業者さんから聞いた方法です。かなりエクストリームなムーブです。
もともとは定休日の自転車屋さんの店前に車を停め、定休日を知らずに来たお客さんをキャッチするという手法でした。
しかし、かなり効率が悪かったそうで、出張依頼がないときにダメもとで店前で待機する感じだったそうです。
そして、ある日老舗の自転車店が閉店(廃業)すると聞き、閉店後そのお店の前に車を停め、廃業を知らずに修理に自転車を持ってきたお客さんをキャッチしていたそうです。こちらはわりと儲かったそうです。
エクストリーム集客:自転車屋に営業する
出張修理を行っている自転車店は少ないので、出張修理を行っていないお店に名刺を持っていき、出張修理希望のお客さんを紹介してもらうという方法です。
鍵をなくしたので、出張で交換してほしいといった依頼は実店舗にはよく来るので、需要はあります。
エクストリーム集客:飛び込み訪問
これは思いついただけですが、おそらく集客できると思います。私は新卒で飛び込み営業の会社に就職しましたが、100件回れば2,3人は話を聞いてもらえます(契約できるかは全く別ですが…)
自転車を持っている一軒家などに飛び込み訪問すれば、確実に仕事はあるはずです。ついでにチラシ配りもできます。
ですが、心が折れると思います。私は辞めた今でも飛び込み営業で成果が出ないという悪夢を見ます。コミュ障の方は厳禁です。
エクストリーム集客:団地前で集客
団地にはたくさんの住民の方が住んでおり、大量の自転車もあります。
事前に日付入りのチラシをポスティングしておき、その日に団地前で呼び込みを行うという手法です。
が、団地の管理団体に許可を得る必要があるのでハードルが高そうです。
以前に、中古自転車をトラックに積んで団地前で拡声器で呼び込みして売るという荒業を聞いたことがあります。
しかし、それは昭和の時代の話で、令和の現在では許可なしで勝手に商売を始めれば即警察のご登場になりそうです。
店舗の一部を間借りする
フェイスブックなどのSNSでの集客をメインにしておられる自転車修理専門店さんがされている集客法です。
飲食店の一部を借りて修理をしているそうです。フェイスブック、インスタグラム、ツイッターで宣伝しているようです。
毎週何曜日の何時と決めて、場所を借りて営業するのもなかなか面白そうです。
まとめ
いろいろと書きましたが、自転車の修理はそんなに頻繁にあることではないので、一般顧客の開拓だけでは頭打ちになると思います。
ですので、常に宣伝し続けなければ事業が回らない仕事です。安定的に仕事を得るには法人との契約などが有効です。
運送業社、介護施設、警備会社、学校、郵便局、病院、新聞配達などなど開拓の余地はあると思います。
ご拝読ありがとうございました!