むかし、週末起業という本が流行りました。私が大学生の頃の本なので、まあ相当古いですね。
いまでも改訂されつつ売れている相当な長寿本です。
自転車屋は兼業可能か?
ある程度、経験を積み、軌道に乗ってから起業するというのは合理的なのですが、私は自転車屋に関してはこの限りではないと思っています。
理由としては...
- 自転車は毎日使うものだから
- 認知されない
- 単純にもうからない
- 普通にしんどい
あたりが思い浮かびます。
自転車は毎日使うもの
自転車は毎日使うものという方が多くいらっしゃいます。
兼業であれば、営業が毎日でなかったり、不規則であったりということになると思うのですが、そうなると自転車の修理で預かったはいいが修理完成引き渡しが後日になるケースが出てくると思います。
もちろん、部品取り寄せや時間のかかる修理で預からなければいけないケースは多々あります。
しかし、店の営業の都合で長期間のお預かりになる、となるとお客さんに不便をかけてしまいますし、そうなると不便な店だなと思われるでしょう。
認知されない
自分で店を開業して分かりましたが、毎日店が開いていることは非常に重要です。逆にきちんと毎日(定休日は除く)空いていないお店は「つぶれた」「もうやってない」などと思われることがあります。
毎日決まった営業時間で営業し、毎日店が開いていることは非常に重要です(二回目)
単純に儲からない
兼業している、もしくはしようとしているということは現在の仕事にプラスアルファの収入が必要なのかもしれません。
ただ、自転車屋は時間当たりの売り上げが大体3000~6000円程度です。これに仕入れや家賃もろもろ諸費用の負担があります。
おそらく純粋な利益は半分くらいになってくるのかなと思いますね。固定費も掛かってくるの結構しんどい収益になるかと…
たぶん、ウーバーイーツやって方がよくない?となると思います。
コミュニティビジネスできるくらいの人脈があれば成功できると思うのですが、それができるなら兼業する必要ないですよね。
普通にしんどい
これは分かりやすいと思います。私は以前の職場に勤めていた時に副収入を得たいと思いいろいろやってました。
実は、私は副業として出張修理と中古自転車販売をやっていました。ですが、本業も自転車屋、休みの日にも自転車をいじるという生活に嫌気がさし、あっという間にやめてしまいました。
当時は車を持っていなかったので、修理は電動自転車でお伺い、中古自転車はお客さんのところまで乗って持っていくという力業でした(帰りは歩きor電車)
ぶっちゃけ、副業はかなりしんどいので、体力が有り余っている、もしくは休みの多い超ホワイト企業に勤めている人以外はやらない方がいいです。
こんなかんじで速攻で挫折しました。準備費用の方が高くつきましたね笑
まとめ
まとめというか、自転車屋は兼業に向いていないんじゃないかなと私は思っています。
理由は上記の通りなんですが、ほかにもなんとなく、腰掛というかお試しみたいな気持ちで事業をするのは違うんじゃないかな、みたいな気持ちがあります。
なんか説教臭い締めですいません。お読みいただきありがとうございました!