はやいもので、私が自転車屋を開業してから3年半が経ちました。
私は日記をつけるのが趣味なのですが、ごくたまに昔の日記を見返すことがあります。開業したての頃は熱量が高く、いろんなことを書いたりしていたようです。
ということで、開業一年目に考えていたことを適当に書き綴っていきます。
目次
お金を使うのが怖かった
開業資金があまりないまま割と勢いで開業してしまったので、開業当初はお金が全然ありませんでした。なので、貯金通帳の増減にはかなり神経をすり減らしました。
そのため、自炊多め、個人的な買い物は全くと言っていいほどしなくなってしまいました。
日記を読み返すと、本当に最初の一年は仕事しかしていなかったようです。
いま、三年を過ぎてさすがに無駄遣いもするようにもなりましたが、そこそこ収入が上がっても染みついた貧乏性はいまだに抜けません。
多角化経営にあこがれがちだった
これは自営業者あるあるではないでしょうか。季節により売り上げの増減がそれなりに激しいため、月によっては普通に赤字になるし、暇な時期もあります。
「そうだ、収入の柱を増やそう」誰しもが考えることだと思います。ネット販売に手を出したり、出張修理を宣伝したり、いろいろしましたが、結局労働時間を増やす方法ばかりでした。
そして、お決まりの意識高い本を買い、ブログをはじめてしまうという…。が、すぐに挫折し、その後復活したのがこのブログです。
読んだ本の例↓
フランチャイズ化(笑)しようとしていた
開業一年目、赤字にもかかわらず尊大なことを考えていたようです。
搾取しないフランチャイズ、相互コマーシャルなど意識の高そうな文字がノートに書かれていました。
今考えると、赤字の個人事業主が何を言ってるんだという感じですが、当時はまじめに考えていたんですよね。
ですが、これは今でも考えることがあります。相互利益になるような緩いつながり、みたいな。しょぼい連帯。良さそうですよね。
赤字で廃業したらその後どうしようか考えていた
開店してすぐ(一か月後)近所に自転車屋ができるという謎の試練があったため、頑張ってライバルを潰す、いざとなったら店をすぐたためるようにしておこう、などの不穏な言葉が日記にありました。
最終的には何とかなったのですが、ライバル店がもっと強かったらどうなっていたんだろうと考えることがあります。
運がよかっただけで、自分が敗者になり再起不能になっていた可能性もあるわけで、人生はリスクだらけという無常を感じます。
まとめ
昔を振り返ることもたまにはいいですね。昔と同じことを今も考えていたり、何を言ってるんだ?みたいなことが日記に書かれていたり。
次は、退職から開店までの流れ(時系列)を記事にしていきたいと思います。
ご拝読ありがとうございました!