先日、キャノンデール(Cannondale)から CAAD13が正式発表されました。
デザインに賛否両論あるみたいですけど、かっこいいですよね。
公式プロモーション動画はこちら↓
この動画について若干の議論があったみたいなので、自分なりに考えてみました。
目次
動画の内容と問題点
動画の内容はというと、日本で撮影されていて3人のロードレーサーが街なかを CAAD13で走る(というよりレース)という内容です。
観たところ結構スピードを出して走っていたり、狭い歩道を走っていたり、道路中央を走っていたりと、道路交通法知ってる?てな内容になっています。
私自身は迫力あってかっこいい動画だと思ったのですが、批判的な意見も多かったです。
もちろんキャノンデール側はきちんと許可を取ったうえでやってるのでしょうし、真似したらどうするんだという批判もありましたが、じゃあ、映画「ワイルドスピード」とかどうなん?て感じですね。
「道交法違反だ」「真似したらどうする」これらの批判はどうでもよくて、私がこの動画を見て感じた問題点は別にあります。
ナイキ「ブレーキなし。問題なし。」
今回のキャノンデールの動画を見て、ある出来事を思い出しました。
2007年、渋谷パルコの壁面に掲げられたナイキの広告が掲示後わずか2日で撤去されました。
広告の内容は「ブレーキなし。問題なし。」というキャッチコピーにピストバイクと若者たちが並んだ写真。
そして、ナイキのロゴにJust Do It.。いかんでしょ...。むべなるかな、たくさんの批判を受け速攻の広告撤去となりました。
炎上というのは内輪のノリと世間のイマがずれたときにおこるものだと思うので、スポーツ自転車のことを知らない人間が見てどう思うのかという視点は必要だと思うのです。
その後、ノーブレーキピストは、危険なものという世間の認識になり、すっかり衰退しました。
なにがダメだと感じたか
私が問題だと思ったのは内輪受けのセンスで作った広告はこれから業界を盛り上げてくれるにわかファンを遠ざけてしまうのではないか、という点です。
自転車業界にかかわらずではありますが、業界にどっぷり漬かってしまって世間の常識を忘れてしまうことありませんか?
エイリアンみたいなヘルメットにぴちぴちレーパン。カツカツうるさいビンディングシューズ。
自転車愛好家にはふつうの光景ですが、一般人から見ると異様ですよね。
サングラスにヘルメットで人相も分からない、モッコリパンツ履いたやつが床をカツカツ鳴らしながらコンビニなんかに普通に入ってくる。恐怖ですよ。
内輪のノリで新規参入者を遠ざけていませんか?自分たちはかっこいいと思っていても周りにひかれているかもしれませんよ。オタクの内輪ノリのキモさのように。
自転車業界がいまいち盛り上がらないのはこういうところなんじゃないですかね。
うまくオチがつきませんでしたが以上です。ご拝読ありがとうございました。
Cannondale(キャノンデール) チェーンロック デビルチェイン90 ブラック/レッド CP1507U15OS
- 出版社/メーカー: Cannondale(キャノンデール)
- 発売日: 2016/08/08
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