先日、同業者の方がお店を閉めようと思っているという話を聞きました。5年以上続けてきたが、もう限界だとのこと。
非常に残念な話ではありますが、赤字が続き、借金がさらに増えてしまう前に整理を付けたいという話でした。
私は自転車が好きで自転車屋を開業しました。もうすぐ開業から3年になりますが、自身の店を経営することを通じて、本当にいい経験をさせていただきました。
そして、もし自分が店をたたまざるを得なくなったらと想像してみました。そうすると、やはり輪業に携わりたいですし、一度閉業を経験してもまた、開業したいと思うだろうと確信しています。
儲けるために起業する人の方が多い?
「好きなことで、生きていく」とはYouTubeのキャッチコピーですが、それ以前からも「好きを仕事に」とは盛んに言われていましたよね。
儲けるために事業を起こすのはよくある話です。むしろ、好きなことで稼ぎたい人より、稼ぎたいから起業する人の方が多いのではないのでしょうか?
たとえば…。↓
【悲惨】白い鯛焼きで独立開業した元銀行員の現在・・ - NAVER まとめ
もちろん、たい焼きが好きで開業したわけじゃないですよね。そして、借金を抱えた。
何か残るものはあったでしょうか?起業経験といってもコケてるわけで、職歴としてプラスにはなりません。たい焼きが好きなわけでもないので、プライベートでもほとんど生かせません。
好きな仕事なら辞めても何か残るかもしれない
好きな仕事なら、もしその仕事を辞めても何かが残ると私は思います。技術だったり、人脈だったり、仲間だったり。
好きな仕事なら、給料が低くても耐えられるでしょうし。嫌いな仕事でもそれは当てはまるじゃないかと言われるかもしれません。
もちろん、そうです。しかし、その仕事が儲からなければ話は別です。いくら技術があっても人脈があっても、その仕事が儲からないと誰もやらないのです。好きじゃなければ。
会社やお店は永続することが前提
なんという本で読んだのか忘れましたが、「会社は永続させるつもりで設立しなければならない」というフレーズがありました。
起業する以上、儲からないから辞めるね、とか、めんどくさくなったから閉めます、なんていうことは許されていないと。
本音はどうあれ、経営者は「この会社を永久に存続させます」と言い続ける義務があるという内容だったと思います。
まとめ
まとめ、というほどでもないんですが、結論です。
綺麗ごとかもしれないけど、やっぱり好きなことで起業した方がいいですよね。失敗はしたくないけど、失敗しても何かきっと得られるものがあると思います。
文字にしてみると見事に浅いきれいごとキャッチフレーズになってしまいましたが、以上です。ご拝読ありがとうございました!