先日、かつての職場の先輩が自転車屋を閉店するという話を聞きました。
独立開業して5年以上。頑張ったものの売り上げ低迷のため、やむなく閉店の決断をしたとのこと。
詳しい経緯はプライバシーというか、自分の経験談ではないため記事にはできないのですが、話を聞いて、やはり起業というのは実力だけではどうにもならないし、運や時勢も大きく関係してくるなあという感想を抱きました。
お金は計算外に出ていくもの
私が開業したのは約3年前。当時の財産は112万。そして、政策金融公庫から160万円の借り入れを行いました。
で、開業にかかった費用は…195万円。
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そして、開業の年、最終的に財産は90万になっていました。計算してみると112+160‐195=102万 で、最終それが90万ということは‐12万。
つまり運転資金が12万以下ならキャッシュアウトしていたということです。が、私は持ち家なので家賃が掛かりません。
もし、賃貸に住んでいたとすると月家賃5万として計算すると…
開業した月が3月。開業準備を始めたのが2月 計11か月 55万円。
先ほどのキャッシュアウト基準12万とあわせて67万円。
この辺の計算はどうでもいいのですが、何がいいたいかと言うと
- 持ち家があった
- 店舗の家賃が安かった
などの条件がなければ倒産していたということです。そして、当初に立てていた計画とはかなり違っていたこともあります。
まとめ
まとめってほどでもありませんが、開業にあたっては最低一年半くらい生きていけるだけの現金を用意してから挑んだ方が良さそうです。
現金はあればあるほどいいし、お金を貸してくれる金融機関との付き合いも非常に重要かなと思っています。最近、新たに資金を借り入れたのですが、1か月以内に振り込まれました。
いつでもお金を借りられるよう書類をきちんと整理しておきましょう。税金の支払いもお忘れなく。
また、ピンチになったら耐えるのか、辞めるのかも決めておくべきです。どのラインで撤退するのかあらかじめ考えておきましょう。私は1年間で100万円以上の純利益(利益ー生活費=手残り)が出なくなれば、辞める準備をしようと思っています。