しょぼ輪

しょぼい30代自転車屋のブログ

【漫画】現役自転車店主がおすすめする自転車漫画3選【おすすめ】

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 こんにちは、しょぼ輪です。せっかく自転車屋をやっているので、今回は自転車漫画を紹介していきたいと思います。

 もちろん、実際に読んでかつ、面白かったものだけの紹介となります。

 

目次

  

並木橋通りアオバ自転車店

  鉄板中の鉄板ですね。面白いだけではなく、自転車の知識を得る意味でも役に立つ漫画です。自転車屋さん必携の書ですよ。

心癒される街の「アオバ自転車店」に行けば、カラカラと回る自転車のタイヤとスポークが、まさに風車のように優しい風を送ってくれる事でしょう。心の清涼飲料水コミック

 内容は基本的に一話完結のものが多いですが、シリーズものや数話にまたがる話もだんだん増えてきます。

 ほぼ必ず自転車がストーリーに絡んできます。人情ものって感じですね。

 

 さくっと読みやすいのが特徴ですが、専門的な自転車の知識が出てきたり、自転車屋さんにとっては勉強になる話も多いんですよね。勉強になります!

 

 あとは17バイシクルのエクスウォーカー、ブリヂストンサイクルのトランジットスポーツ、ピクニカやパナソニックのロデオなんかの、今は亡き変わり種自転車がたくさん登場するのも見どころです。

 ちなみにシリーズを跨いで20年以上連載が続いている長寿漫画でもあります。すごい。

Over Drive

  自転車漫画ながら、まるでバトル漫画な趣。

胸がズキン、手に汗ギュッ。“熱さ”だらけの自転車×青春ストーリー!! ――片想い中のゆきちゃんから自転車部に勧誘された、篠崎(しのざき)ミコト15歳。天にも昇る気持ちだけれど、そーいやボクは、自転車にすら乗れないダメな子だった!! 猛烈にヘコみまくるミコトだけれど、「君には天性のココロの強さがある」と口説かれて……!? 各誌大絶賛の、自転車ロードレース物語。もうくすぶらない青春……ここに開幕!!

 スポコンものとも違う「熱い」自転車漫画です。読んでもらえるとわかるのですが、とにかく絵に迫力があり、登場人物全員がキャラ立ちしまくってます。

 最終的には能力バトル漫画チックな感じになってきて、リアルな自転車漫画と言っていいのか不安になってくるんですが、熱い勢いとノリで読んでいる間は全く気になりません。

 これって結構すごいことで、矛盾や違和感があっても勢いでそれに気づかせないっていうのは、それほど作品に力があるってことなんですよね。

 全17巻で完結。もっと続いてほしかったなと思う作品でしたね。ラストだけちょっと個人的にはいまいち。

スマイリング!~晴れやかなロード~

 こちらは打って変わって王道スポコンマンガです。

ロードバイクに憧れ、函館市内の中学に通う関口俊太、14歳。だが、父は失踪し、母との貧しい生活を送る俊太は仲間とのロードバイクの練習にママチャリで参加し「はみ出し者」扱いだった…。そんな折、自転車屋のおっちゃん・岩熊と出会い、岩熊の温かくてデッカい心に触れることで、俊太の14歳の夏が「ツール・ド・函館」に向かって動き出していく……。夢に向かって奔る少年と夢を取り戻そうとする自転車屋のおっちゃん。二人が起こす“奇蹟の夏物語”……。

 この作品はツイッターで知りました。話題になったのは主人公の乗る自転車。

 乗っているのは、自転車屋さんがクロスバイクを改造したやばい肉抜きの手作りロードで謎装備スタビライザー?(これのしくみが最後までいまいち分からりませんでした)が付いています。

 

 フロントはカンチブレーキ(今時カンチ?)リアはディスクブレーキ。肉抜きしすぎて強度的にどうなんだ?という仕上がり...。なんだこれはたまげたなあ...。

 

 まあ、この辺のメカ語りは置いておいて、物語としては王道なハートウォーミングなスポコンマンガでして。友情(愛情)・努力・勝利ってやつですね。

 

 主人公の俊太は素直で応援したくなるし、自転車屋店主・岩熊も熱い男でかっこいい。ライバルもなんだかんだいいやつです。

 全3巻でさくっと読めます。さわやかな読後感でした。

 いい加減なメカ描写は許せないという人は読まないでください笑

 

 ちなみに書籍が原作だそうです↓

 

 ご拝読ありがとうございました!漫画レビュー記事、以外と書きやすいですね。