先日、とある自転車屋さんのフェイスブック投稿を見て、モノ申したい気分になったので記事書いています。
投稿内容は…
- 定休日の開店前から電話がかかってきた。掛けなおしても出ないので着信拒否。
- するとSMSでメッセージ。
- 鍵失くしたから出張修理で来てくれ。
- 定休日なので無理と返信すると、対応するのが普通だろと帰ってきた。
てな内容でした。そして、さらに店主の嘆きが続きます。
なんで、自分の都合を押しつけたらどうにかなると思うんだろう。
自転車店は社会の底辺を見る仕事だとつくづく思う。
これで一体いくら払うというんだ。
所詮、鍵の交換代金1080円利益は500円程度。
自転車店の月の利益など、10万程度か?もしかしたらもっと悪いか。
それで、24時間対応を望まれる。可能かどうか分かりそうなもんだ。
まあ、分からんからかけてくるんだが。
こんな感じの話が後を絶たない。
最近、つくづくこの仕事に嫌気がさしてきた。(注)めんどくさいんでコピペしちゃいました。もし本人見られていて削除希望ならお知らせください。
やめちまえ。
論破していきます。
目次
論破!
- なんで、自分の都合を押しつけたらどうにかなると思うんだろう→反論しろ。自分の都合を押し付け返せ
- 自転車店は社会の底辺を見る仕事だとつくづく思う→底辺客しか相手にできない自分が悪い。
- これで一体いくら払うというんだ→自分が適正だと思う金額を提示しろ
- 所詮、鍵の交換代金1080円利益は500円程度→価格設定がおかしい。そもそも安すぎるし、原価率が高すぎる。
- 自転車店の月の利益など、10万程度か?もしかしたらもっと悪いか→店開けてる価値なし。はやく閉店した方がいい。
- それで、24時間対応を望まれる。可能かどうか分かりそうなもんだ→24時間対応はしていない、とわかりやすくHPなどで告知しろ。
- まあ、分からんからかけてくるんだが→告知が足りない。告知しろ。
- こんな感じの話が後を絶たない→お前が呼び込んでいるんだ。
- 最近、つくづくこの仕事に嫌気がさしてきた→やめちまえ
明らかに店が悪い
全く知らないお店なので、情報が断片的ではありますが、この件は明らかにお店側が悪いと私は思っています。
悪い点
- 営業時間外を留守番電話にしていない
- いきなり着信拒否にした
- 電話一本で出張修理に伺います、とお店のHPに書いてある
- 値段がまったく明示されていない
- コミュニケーションが取れていない
対応策としては
- 営業時間外は留守番電話にし、営業時間外は対応できないので営業時間内にかけなおしてほしい旨のメッセージを入れておく
- 「定休日・営業時間外だから無理」で終わらず、お客さんがどういう対応を望んでいるかを聞いて、いつなら対応できるかを伝える
- HP、SNSなどで値段や対応可能時間をしっかり明示する
いい加減なお客さんや話が通じないお客さんはいい加減なお店に集まります。
拒絶感を出さない程度にお店のスタンスを明示することでこういったお客さんをスクリーニングできます。
なぜなら、やばい客はまともに日本語を理解できないためきちんとした文章にひるむからです。非常に差別的な言い方ですが、事実です。
この本が非常に参考になります↓
馬鹿とやりあうお前も馬鹿なんやで
ここで、中国古典の名言を一つ。
「小人おのずから対頭あり」
私の好きな中国古典「菜根譚」の一節です。全文はというと…
小人と仇讐(きゅうしゅう)するを休(や)めよ。 小人は自ずから対頭(たいとう)有り。 君子に向かって諂媚(てんぴ)するを休めよ。 君子は原(もと)もと私恵(しけい)無し。
意味はだいたいこんな感じです。()は私の解釈です↓
しょうもない人間とやりあうのはやめなさい。しょうもない人間にはそれに見合う相手がいます。(しょうもない人間とやりあってるあなたもしょうもない人間ですよ)
立派な人に媚びを売るのをやめなさい。立派な人物はえこひいきしません。(媚び売りは見抜かれるし、意味ないですよ)
つまり、客を馬鹿とみなしてやりあっている店主は馬鹿なのです。馬鹿に同類とみなされ舐められているから変な客がやってくるのです。
自転車店は社会の底辺を見る仕事だとつくづく思う、なんて言うのは自分も底辺だと言っているようなものです。
中国古典は最高
最近ではホリエモンなどの即効性のありそうなビジネス本がベストセラーですが、もっと役立つものはやはり古典です。
長きにわたり出版され続けているということはそれほど価値がある本だからです。意識高いビジネス書をやめて古典を読みましょう。
ちなみに、下のリンクが一番おススメの「菜根譚」本です。原文・訳文・書き下し文がキチンと揃っています。時代背景の解説などの小ネタもありがたいです。
著者:湯浅邦弘先生の本はほかのものもおすすめです。
菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)
- 作者: 湯浅邦弘
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2014/10/25
- メディア: 文庫
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とくにおすすめはこちら↓ 中国思想のダイジェスト解説本です。
蛇足:自体は素晴らしい本なのですが、説教臭いおじさん(老害)が中国古典の文章を借りて自説や愚痴をまき散らす本もかなり多いのでご注意くださいね。
ビジネスに絡めてくる本は大体くそだと思ってください。
最後は中国古典のすすめになってしまいましたが、ご拝読ありがとうございました!