接客業や自営業、あらゆる仕事に避けて通れないクレーマーからの攻撃。
今回はモンスタークレーマーがどういう人間なのか、どういう心理でクレームをつけてくるのか、その心理がよく分かる素晴らしい記事を発見したので皆様と共有できればと思い記事にしました。
引用メインの記事ですが、当該記事が消えないうちに引用しました。
不快な体験をした時の対応方法として、筆者が推奨したいのは「クレームを入れる」か「口コミを書く」である。
推奨すな笑
他人や仕事に対する甘えが芳しくない接客対応を引き起こしていて、一度やった人はおそらく同じことを二度、三度と繰り返す。その二度目、三度目で自分と同じように不愉快な思いをする人が生まれるかもしれない。
クレームはそれを未然に防ごうとする、社会的な利益につながるものである。クレームでくだんの店員が注意されて少しおとなしくなるか、心を入れ替えて仕事に精を出してくれるようになったら、皆ハッピーである。そう自分に言い聞かせて、メール送信のボタンを押すのがよろしい。
クレームは社会的な利益につながる。いきなりパンチラインが出てきました。
芸能人や著名人が炎上や不祥事を起こしたときにあらわれる正義マンと同じ思考回路です。
「私は悪者を正してやっているんだ」傲慢の極みです。芸能人が匿名アカウントからアンチ攻撃をされ死に追いやられた事件はこういった人間によって起こされています。
「評価される低評価」の口コミを書くコツは、怒りを出さないことである。
「こちらは全然平気なんですが、これってすごく変ですよね。僕もここは少し変だったかもしれませんが、相手のここはそれ以上にすごく変ですよね」と冷静に、客観的に、時として自省をちらりと見せつつ書き進めていくと相手の不条理さが際立ち、結果評価につながる。
もちろん、自己正当化も忘れていません。完全にモラハラ、パワハラ大好き人間のロジックです。
ぜひこちらをご一読ください(レビューだけでもぜひ)↓
犯罪行為だけでなく、言葉による攻撃も犯罪化していこうという流れのある昨今、その流れに完全に逆行する、古き悪き野蛮人です。
誰かに評価されれば、たとえそれが低評価星1の悪口じみたものであろうと単純にうれしく、消費者の利益を守るという社会的意義もあり、自分自身も満足できる。
さらには自己顕示欲・承認欲求に駆られてクレームを入れていることも白状してしまっています。
「飲食店における不快な体験に、いかにして向き合うか」がテーマだったが、すっかり「不快な気分にさせてきた店に対して逆襲する方法」のようになってしまった。(中略)
やはり不快さをとどめてモヤモヤしてしまうのも仕方がない。害意なく、むしろ融和の心持ちで赴いている店で不快感を負わされれば、それはもうクレームも口コミも書く資格が与えられたと考えてよい。そうして何かしらの方法で落としどころを見つけ、寝覚めのよい朝を迎えたいものである。
最後に「不快な気分にさせてきた店に対して逆襲する方法」だったと白状してしまっています。目覚めの良い朝のためにクレームを入れ、かつ承認欲求も満たしたい。
モンスターを超えてデビルですね。関わり合いになりたくない以外の感想がありません。
フリーライター武藤弘樹さんの恐ろしい記事を読み、私は悲しい気持ちになりました。そして、こんな匿名クレームを助長する記事を載せるダイヤモンドオンラインさんにも悲しい気持ちになりました。☆★★★★
武藤弘樹
フリーライター早稲田大学第一文学部卒。種々の経歴を重ね現在はライター、ミュージシャン。メールアドレスは、geetara610@gmail.com
ご拝読ありがとうございました!
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